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活動報告

我が会派は請願の継続審査に反対をいたしました

平成24年7月6日

埼玉県議会 民主党・無所属の会
代表 畠山稔

県民の皆様

埼玉県議会において議請第7号及び第8号の議案について継続審査と議決されました。

埼玉県議会では、請願議案が継続審査の判断となる場合は討論できない取り決めになっており、我が会派はこの請願を継続審査でなく否決すべきものとして否としましたが、 討論の機会を得られないため、責任ある議会会派として否とした理由をここに談話として表明いたします。

核家族化、少子高齢化、無縁社会、財政難の社会において、行政では手が届かない部分について、NPO、 市民団体等の役割は益々重要度を増しております。

そのような状況において、国においても『新しい公共』の分野を担う事業体が活発に活動を始めておりますが、 資金難のなか苦戦をしており、本県の団体希望寄付制度は先進的、画期的であり、新しい公共を発展させる一助となっています。

今後も本県においてその芽をつむのではなく支援していくべきものと考えます。

本請願では、NPOの団体名、代表者の個人名をあげて助成金申請にあたっての事業収支予算書に粉飾があったとしていますが、 粉飾だとされる事について、委員会付託を受けた総務県民常任委員会では意見等はありませんでした。

また、県の助成金の交付は「不当」と記述されておりますが会派として独自に調査した結果、問題のないものと判断いたしました。

委員長報告では、「請願書では不明な点が多いから継続審査とすべき」との理由をあげておりましたが、 具体的に何が不明な点なのか述べられておりません。

また不明の対象とされていると思われる団体希望寄付制度の 制度設計の問題は本請願の願意の審査には無関係です。

私達議員の言動、特に議会での発言内容は、公的な発言として重みのあるものであり、 県民に対して時に重大な影響を及ぼします。

特に本事案は個人名、団体名をあげての内容であり、 議会が軽々に判断を先延ばしすることで当該事業者やその代表者の信用を損なうことにつながり、 先延ばしすべきではありません。

よって、我が会派は本請願2件の継続審査に反対をいたしました。

以上

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