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視察報告

つくば市の先端科学技術研究の参考

平成29年5月25日

【視察先】

サイエンス・スクエアつくば

【目的】

先端科学技術研究に力を入れているつくば市を訪問し、特に産総研(産業科学技術総合研究所)の最新研究を展示・解説しているサイエンス・スクエアつくばを視察し、わが県でも進める先端科学技術研究の参考とするもの。

【内容】

産総研は旧通商産業省工業技術院の15研究所と計量教習所が統合再編して2001年に設立された。
現在産総研は革新的な技術を産業化につなぐための「橋渡し」の機能を強化しながら、公的研究機関としてイノベーションの中核的・先駆的な役割を果たすことを目指している。
場内では試作品展示や解説動画などを使ってわかりやすく最新研究を紹介していた。
職員の方から、日本人が発見した新物質「カーボンナノチューブ」の実用化研究や、熟練した人間にしかできないとされてきた作業を行う「創薬支援ロボットまほろ」など、日本の先端科学技術研究の現状や展望を紹介していただいた。

【まとめ】

埼玉県も先端科学技術振興を進めているが、つくば市はそれ以前から先端科学技術振興に力を入れてきた実績がある。
わが県が科学技術振興県として発展していく上で、こうしたつくば市の歴史、取り組みは大変参考になった。
今後の政策にしっかりと反映させたい。

【視察参加者】

浅野目義英、田並尚明、畠山稔、山川百合子、菅克己、木村勇夫、高木真理、山本正乃、水村篤弘、井上将勝、江原久美子(11名)

【対応者】

サイエンス・スクエアつくば職員

【報告担当】

井上將勝


国際バカロレアディプロマプログラム導入可能性についての研究

平成29年5月25日

【視察先】

茗渓学園

【目的】

国際バカロレアディプロマプログラム認定校である茗渓学園を訪問し、その取組を学ぶことで埼玉県での導入可能性について研究する。

【内容】

国際バカロレアとは、本部をジュネーブに置く国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラムのこと。その目的は、世界の複雑さを理解し、そのことに対処できる生徒を育成し、未来へ責任ある行動をとるための態度とスキルを身に着けさせることにあり、茗渓学園は2016年に国際的な大学入学資格が得られる「国際バカロレア・ディプロマ・プログラム」の認定を受けた。
茗渓学園は2017年度より「IBDPコース」を開設、TOK(知の理論)、EE(課題論文)、CAS〈創造性、活動、奉仕)といった3つの中心的要素と6つの教科群で構成され、きめ細かい学習経験を提供している。
実際に授業も視察させていただいたが、英語のみを使用しての高度なプレゼンテーションの授業をされていて感銘を受けた。
国際バカロレア教育導入の際には「海外への大学入学者が増えると、国内大学入学者実績が減ってしまう。」との意見もやはり出たようだが、現状としては素晴らしい学習成果をあげている。
また芸術にも力を入れていて、東大合格圏内の生徒が芸術の道に行くこともあるそう。

【まとめ】

 国際バカロレア校認定までの道筋や苦労されたこと、またIBDPコースの細かな仕組みなど、茗渓学園の方々が丁寧に説明してくださり、また授業見学もさせていただくことで非常にわかりやすかった。
埼玉県においても国際バカロレア認定校の設立可能性について、今回の視察結果を参考にしながら引き続き研究していきたい。


【視察参加者】

浅野目義英、田並尚明、畠山稔、山川百合子、菅克己、木村勇夫、高木真理、山本正乃、水村篤弘、井上将勝、江原久美子(11名)

【対応者】

茗渓学園IB推進部


【報告担当】

井上將勝

写真1


写真2

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